« 原木しいたけ | トップページ | 宿縁寺のシダレザクラ »

人工竹御簾垣作成

天然竹の御簾垣を人工竹の御簾垣に交換しました。

本当は天然竹の垣根の方が良いとお客様も私も思うのですが、

天然竹の使用をためらうのは、竹の天敵ともいえる外来種の「タイワンタケクマバチ」の存在が大きいです。

竹に巣を作り、垣根の周りをブンブンと大きな羽音で飛んでいる蜂です。

記憶が正確ではないですが、20年近く前、岡崎のお客様に蜂が竹から出入りしていると連絡を頂きました。

見に行ってみると、小さな穴から黒い蜂が出入りしていました。

その時は何だろうと思いながらも殺虫剤散布して終わりましたが、しばらくはあまりその蜂の話を聞きませんでした。

しかし、年月が経つにつれ、天然竹の御簾垣が設置してあるお客様から、蜂についての問い合わせが多くなってきました。

今、西尾市では天然竹の御簾垣は、ほぼこの蜂の被害を受けると言えます。

庭さきに立てかけておいた竹箒にも巣をつくるぐらいです。

タイワンタケクマバチが巣をつくるのに適している太さが、ちょうど御簾垣に使用する竹の太さみたいで、横になっている竹より、縦の竹の方が入りやすいようです。

ちょうど竹が朽ちてきたタイミングで、今回は人工竹で作ることになりました。

元はと言えば、人間が日本に持ち込んでしまった生き物なので、蜂だけを責めても仕方ないのかもしれません。

Img20230629090123

Img20230707152437_r

 

|

« 原木しいたけ | トップページ | 宿縁寺のシダレザクラ »

仕事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 原木しいたけ | トップページ | 宿縁寺のシダレザクラ »