人工竹御簾垣作成
天然竹の御簾垣を人工竹の御簾垣に交換しました。
本当は天然竹の垣根の方が良いとお客様も私も思うのですが、
天然竹の使用をためらうのは、竹の天敵ともいえる外来種の「タイワンタケクマバチ」の存在が大きいです。
竹に巣を作り、垣根の周りをブンブンと大きな羽音で飛んでいる蜂です。
記憶が正確ではないですが、20年近く前、岡崎のお客様に蜂が竹から出入りしていると連絡を頂きました。
見に行ってみると、小さな穴から黒い蜂が出入りしていました。
その時は何だろうと思いながらも殺虫剤散布して終わりましたが、しばらくはあまりその蜂の話を聞きませんでした。
しかし、年月が経つにつれ、天然竹の御簾垣が設置してあるお客様から、蜂についての問い合わせが多くなってきました。
今、西尾市では天然竹の御簾垣は、ほぼこの蜂の被害を受けると言えます。
庭さきに立てかけておいた竹箒にも巣をつくるぐらいです。
タイワンタケクマバチが巣をつくるのに適している太さが、ちょうど御簾垣に使用する竹の太さみたいで、横になっている竹より、縦の竹の方が入りやすいようです。
ちょうど竹が朽ちてきたタイミングで、今回は人工竹で作ることになりました。
元はと言えば、人間が日本に持ち込んでしまった生き物なので、蜂だけを責めても仕方ないのかもしれません。
| 固定リンク
「仕事」カテゴリの記事
- 宿縁寺のシダレザクラ(2025.03.30)
- シダレザクラの移植作業(2025.01.20)
- 大晦日(2024.12.31)
- 平板敷き作業(2024.08.29)
- 盛りだくさんな日々(2024.06.18)
コメント