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2023年7月

熱田神宮参拝

梅雨明け宣言もあり、本格的な夏が到来しました。

個人的には湿度が高くてムシムシしているよりは、カラッとした暑さの方がいいのかなと思っています。

 

先日、樹木医会の理事会が熱田で開催されたので、開催時間の前に熱田神宮まで歩いて参拝してきました。

理事会がある時は熱田神宮に参拝すると決めてから何回目の参拝か忘れてしまいましたが、朝の熱田神宮の空気感は厳かでいいなといつも感じます。

拝殿前の木がない所の陽射しはきつかったですが、参道の木陰は涼しくて、植物のありがたさがわかりました。

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コロナの時は、いつもお参りに来ているような方しかいなかったですが、今回は観光できている方もいらっしゃいました。

コロナ前は海外の団体ツアーの方が参拝に来ているのが見られたので、そんな日常が戻ってくるのでしょうね。

 

数年前に一の鳥居脇のクスノキが異常落葉したのですが、先輩樹木医が治療にあたり、その効果で葉量が増えてきていました。

その時は枯れてしまうのではないかと心配していましたが、先輩樹木医の熱心な治療に木が応えてくれています。

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宿縁寺のシダレザクラ

宿縁寺のシダレザクラですが、現在も治療を続けています。

昨年の治療で効果があったと思う事は継続しています。

ただ、一部は治療方針を変えています。

昨年は命をつなげるのが第一でしたが、今年はより長くシダレザクラが生きていける方法を模索しています。

ただ、40℃近い気温になってしまうと、どうしようもないのですが。

 

現在の状況は、昨年より全体の葉色は良いですが、上部の葉の密度は相変わらず少ないです。

上部の葉は小さくて弱いですが、下部では比較的良好なところもでてきました。

ただ、また盛夏がくるので、暑さで葉が落ちてしまわないか心配な日々が続きます。

 

治療を続けてきて改めて思うのは、樹木治療は日頃から身近で木を見ている方の『想い』が大切だなと言うことです。

細かなことに気がついて連絡をくだされば、早い段階で対処ができます。

宿縁寺のシダレザクラは、色々な方に見守られて命をつないでいます。

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人工竹御簾垣作成

天然竹の御簾垣を人工竹の御簾垣に交換しました。

本当は天然竹の垣根の方が良いとお客様も私も思うのですが、

天然竹の使用をためらうのは、竹の天敵ともいえる外来種の「タイワンタケクマバチ」の存在が大きいです。

竹に巣を作り、垣根の周りをブンブンと大きな羽音で飛んでいる蜂です。

記憶が正確ではないですが、20年近く前、岡崎のお客様に蜂が竹から出入りしていると連絡を頂きました。

見に行ってみると、小さな穴から黒い蜂が出入りしていました。

その時は何だろうと思いながらも殺虫剤散布して終わりましたが、しばらくはあまりその蜂の話を聞きませんでした。

しかし、年月が経つにつれ、天然竹の御簾垣が設置してあるお客様から、蜂についての問い合わせが多くなってきました。

今、西尾市では天然竹の御簾垣は、ほぼこの蜂の被害を受けると言えます。

庭さきに立てかけておいた竹箒にも巣をつくるぐらいです。

タイワンタケクマバチが巣をつくるのに適している太さが、ちょうど御簾垣に使用する竹の太さみたいで、横になっている竹より、縦の竹の方が入りやすいようです。

ちょうど竹が朽ちてきたタイミングで、今回は人工竹で作ることになりました。

元はと言えば、人間が日本に持ち込んでしまった生き物なので、蜂だけを責めても仕方ないのかもしれません。

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