玄関前お庭作り
少し前になりますが、玄関前のお庭作りを行いました。
元々、木が植栽されていたのですが枯れてきてしまったため、ご依頼を頂きました。
まずは枯れてしまった原因を目視で推測しました。
今回、高木は枯れてきてしまっているが、低木は元気な状態。
地面の深い層に水が溜まってしまうので、根が深い高木は枯れてしまって、根が浅い低木は元気ではないかと推測しました。
掘ってみると、浅い層は良い土なのですが、掘り進めると固い層があり、そこに水が溜まってしまって高木の根が腐っていました。
このような状態の土は腐敗臭(ドブの臭い)がします。
この土壌環境を改善して植栽しないと同じことになるので、可能な限りの対策を施します。
まず、固い層を取り除きますが、植栽枡状になっているところでは、周りの水を集めてしまう事になるので、他の対策と併用する必要があります。これも現場事で条件が違うので、その場で最良と思う方法を選択します。
今回は地中の対策とともに、少し石積みをして高植えになるようにしています。
石積みは景観的にも良くなるのでオススメです。
余分な水は流れ落ちるようにして、必要な雨水は地中に入るようにしています。
完成後では地中の事はわからないですが、木が元気に育つには必要な作業だと思って取り組んでおります。
お客様が大事にされている蛙もうまく収まって良かったです。
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