植栽する時の土壌改良について
今日は植栽準備でひたすら穴掘りでした。
肉体労働をしていると汗をかく季節になりましたね。
ここ最近、穴掘りが続いているので少しバテ気味です。
暑くなってきたのに体がなれるまでの辛抱ですね。
植栽において、植える季節も重要ですが、植栽基盤である土の状態も大変重要です。
今の住宅事情を考えると、木の植栽に適している土の状態であることは、ほぼありません。
家を建てる時に重機を使いますが、植栽に適しているような柔らかい土では重機が重さで沈んでしまいます。
また、ふかふかの土の上に家を建てたら傾いてしまいますね。
そのため、地面をカチカチに締め固める事がほとんどです。
そして、そのカチカチの上に新しい土を客土して終わりとなります。
なので見た目は柔らかい土ですが、少し掘るとスコップではとても掘れない固さとなります。
「庭杉」では、この固い層は除去して、木の根が地中深く張れるようにしてから植栽します。
植栽したあとでは地中の事なので見えないですが、後の木の生長にとって大切だと考えるからです。
ただその分作業工程が増えるので、価格は固い層を残したまま植える業者より高くなってしまいます。
植物は物ではないので、全てが同じではありません。個性があります。
木の元気さ、樹形、植えるお庭に適しているかなど判断して、1本1本植える木を選びます。
価格だけで判断するのではなく、植える人がどのような考え・工程で植栽するかなど複合的に考えた方が、木が元気に育って、見ていて気持ち良いお庭になると思います。
スコップでは掘れないので、削岩機を併用して掘り進めます。
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