ヤマボウシの治療
ヤマボウシの治療例を紹介します。
今では酷暑が当たり前になりつつあります。
ヤマボウシは夏場の高温で葉焼けを起こしやすい木です。
紹介する木は西日があたる環境に植わっているため、毎年夏にひどい葉焼けを起こしており、秋の紅葉前に葉が落ちてしまっていたそうです。
2019年の10月頃です。上部の葉は夏に落ちてしまっています。
植栽スペースが傾斜地にあり、なおかつ植え枡状になっているため、雨水が流れてしまって地面に浸透しませんでした。
そのため、降った雨がヤマボウシの根本に浸透するように改善しました。
また、夏場の日差しに対する対策もご提案させていただきました。
8月8日の状態です。
残念ながら一部が枯れてしまいました。
しかし、真夏の強い日差しでも葉焼けをしておらず、葉の大きさ・色も良好です。
また、ヒコバエや胴ぶき枝の伸びも良く、将来的には現在の主枝を追い抜いていくと思います。
まだまだ治療中ですが、私がご提案させていただいた治療法を全て実践してくださっているお客様に感謝です。
今後の回復が楽しみです。
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