樹幹注入
年末進行で忙しく庭の手入れをさせて頂いています。毎年手入れをさせて頂いているお客様にマツ材線虫病の対策を依頼されたので、樹幹注入を行いました。山や神社などで茶色になって枯れているマツを見ることが多くなったみたいで、心配になって相談を受けることが多くなってきました。マツ材線虫病について詳しくはこちら。
対策としては、主に3つの方法があります。ひとつは消毒を使い、マツノマダラカミキリを殺す方法。次は土壌に薬剤を灌注し、根から吸わせる方法。最後が今回行った幹に穴をあけてそこから薬剤を注入する方法です。後ろの2つの方法はマツノザイセンチュウに対して効果があります。ただし、どの方法も予防であって治療ではありません。マツ材線虫病に羅病してからでは遅いので注意が必要です。
どの方法も一長一短があるので、条件にあうものを選択しなければいけません。
薬剤を注入しているところです。
失敗すると薬害がでるので注意が必要です。
近くに枯れたマツをよく見かけるところは、何かしらの対策を練ったほうが良いと思います。
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