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木材腐朽菌

Nec_0122 トチノキの幹に腐朽菌の子実体(キノコ)がでていました。たぶんコフキタケだと思います。チョコレート色の傘肉が特徴で、大量の胞子を飛散させるので周囲が粉を吹いたようになります。植物の細胞壁は主に、セルロース、へミセルロース、リグニンで構成されています。これらの分解の仕方で腐朽の呼び方が変わってきます。セルロース、へミセルロース、リグニンの分解が同時に進み、腐朽材が白っぽくなるのを白色腐朽と呼びます。他に褐色腐朽と言うのがありまして、こちらはセルロース、ヘミセルロースは分解されますがリグニンは残り、腐朽材が褐色になるのが特徴です。コフキタケは白色腐朽菌です。

子実体(キノコ)を除去すれば腐朽が止まると思われがちですが、子実体は植物で言えば「花」と同じ様なもので、本体である菌糸は腐朽材の中にあります。ですので、子実体を除去しても腐朽が止まるってことはなく、子実体が出ていると言うことは、樹木内でかなり腐朽が進んでいる可能性が高いと言うことです。

Nec_0124 大枝も腐朽して地面に落下していました。(濡れているので色がついています。) 子実体がでていない時は、なかなか腐朽しているかはパッと見ではわからないので気をつけなければいけません。人が多く通るような場所では特に注意が必要ですね。剪定の傷などからも腐朽菌は進入します。剪定方法のよっては腐朽しやすくなるので注意が必要です。庭師ですので、見た目がキレイに剪定するのは当たり前ですが、樹木にも優しい手入れをしていきたいものです。

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