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樹勢回復調査

樹木医会で樹勢回復のための調査を行うということで、私も連れて行ってもらいました。

Dscf1561

調査木は、イチョウで樹高22m、幹周り3.5m、樹齢約400年。

近年樹勢が衰退傾向で、幹に腐朽害が目立ってきて対策が必要とのことでした。

問題と思われる点は

・根元に土が寄せられ、マウンド状になっている。

・幹に腐朽が見られる。

・他の樹木の根と競合している可能性がある。

・お墓との境界にコンクリート塀が設置されている。など

Dscf1566 まずは、根系が競合する樹木を伐採し、マウンド状の土を掘ってみました。掘ると言ってもスコップやユンボでザクザク掘るのではなく、ピッケルなどを使い、根を痛めないように慎重に作業しました。掘ってみると根の発生状態は思ったよりよかったですが、踏圧等の影響で根の表皮が剥離していて、腐朽している箇所もありました。

次にお墓との境界を掘ってみると、塀を作るために根を断根したと思われる箇所が見受けられました。切断されたところはすでに腐っており、樹勢を弱めた要因の一つと考えられます。

今回の治療方針としては、今新しく生えてきた細い根を太くするように土壌改良を行い、ササなどは密生しないように除草作業をする。

枝は全体の樹勢回復が確認できたら、故損枝や絡み枝の除去を行うとのことでした。

私は一日しかお手伝いができなかったのですが、先輩樹木医のみなさんが1本の木を助けるために集い、治療方針などを真剣に協議している場に参加できてよかったと思います。

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